WordPressを立ち上げれば、すぐに記事を書き始められると思っていました。
ところが、私はWordPressを開設してから、ほぼ1年間、記事を投稿できずにいました。
開設当初は、プライバシーポリシーや免責事項について調べていました。しかし、何をどこまで準備してから記事を書けばよいのか分からず、そこで手が止まってしまいました。
平日は仕事をして、帰宅後は家庭のことをする。休日には子どもの用事や一緒に遊ぶ時間があり、ブログは「時間ができたらやろう」と後回しになっていました。サーバー代を払いながら何もできていない状態は、今振り返ると非常にもったいなかったと思います。
私は、約20年間続けた内装の仕事からIT業界へ移り、WordPressもブログ運営も手探りで始めました。専門家として網羅的な設定を教える記事ではありません。
それでも今、ブログを再開できたのには理由があります。子どもたちが成長し、小さい頃と比べて少し手がかからなくなったこと。そして、IT業界への転職で収入が以前より大きく減り、このままではいけないと強く感じるようになったことです。
もう一つの大きなきっかけがAIでした。AIにブログ全体の進め方や、記事を掲載するまでの流れを相談し、必要な作業を一つずつ整理しました。
この記事では、ブログ初心者の私が実際に止まった場所と、再開してから公開までに確認したことを7つに整理します。
同じように「WordPressは用意できたけれど、その先が分からない」という人の参考になればうれしいです。
1. ブログの目的と読者を決める
最初に決めたのは、デザインではなく「何を書くブログなのか」でした。
私の場合は、内装の仕事から未経験でIT業界に入り、学習や実務でつまずいたことを記録します。AI、プログラミング、WordPress、アプリ開発などを、自分が実際に試した経験から書いていく方針です。
このブログには、次の2つの目的があります。
- 同じように未経験から学ぶ人の困りごとを減らす
- 自分が学び、考え、解決した過程をポートフォリオとして残す
最初から細かいテーマを決め切れなくても、「誰の、どんな困りごとに役立ちたいか」があると記事の方向が定まりやすくなりました。
2. 独自ドメインを確認する
次に確認したのが、ブログのURLです。
私は途中で独自ドメインへ切り替えました。その際、古いURLと新しいURLの両方を開くと、どちらにも同じブログが表示されました。新しいURLへの変更が失敗したのか、それとも両方が残っていて問題ないのか判断できず、ここで作業が止まりました。
そこで、新しい独自ドメインを正式なURLに決め、古いURLを開いた人も新しいURLへ移動できるように転送設定を確認しました。さらに、古いURLが記事や画像の情報に残っていないかを調べました。
URLをあとから変えると、記事内のリンクや検索結果にも影響します。まだ記事が少ない段階で、次の点を確認しておくと安心です。
- 正式に使うURLはどれか
- WordPressの設定に新しいURLが入っているか
- 古いURLから新しいURLへ正しく移動するか
- 画像や記事内リンクに古いURLが残っていないか
- 変更前にバックアップを取ったか
データベース内のURLを一括で変更するときは、古いドメインから新しいドメインへの置き換えだけに範囲を限定しました。いきなり本番実行せず、バックアップを確認し、試行結果を見てから実行しました。
3. 最低限の固定ページを用意する
記事を増やす前に、ブログの信頼性と連絡手段に関わる固定ページを用意しました。
最初に必要だと考えたのは、次のページです。
- プロフィール
- お問い合わせ
- プライバシーポリシー・免責事項
お問い合わせについては、最初「Googleや広告会社から警告が来たときに気づくために必要なのか」と考えていました。調べると、サービス運営会社からの連絡は登録メールに届き、お問い合わせは読者、企業、権利者など外部の人から連絡を受ける窓口だと整理できました。
個人のメールアドレスをそのまま公開すると迷惑メールが増える可能性があるため、メールアドレスを直接表示しないフォーム形式にしました。
プライバシーポリシーには、アクセス解析や広告を利用する場合の説明、取得する情報、連絡方法などを記載します。利用するサービスが増えたら、その内容に合わせて見直す必要があります。
4. 最初の記事で「誰が書いているか」を伝える
最初の記事には、自分の経歴と、このブログを始めた理由を書きました。
私は内装系の現場で約20年、一人親方として働いたあと、オンラインスクールでJavaを学び、現在はフロントエンドの実務に取り組んでいます。
経歴を書くときは、勤務先、取引先、案件名、現場の住所など、第三者を特定できる情報を出さないようにしました。実務の記事でも、社内資料や実際のコードをそのまま載せず、「何を学んだか」を一般化して書く方針です。
実績がまだ少なくても、なぜ始めたのか、何を学んでいるのか、どのような姿勢で取り組むのかは伝えられます。それがブログ全体の土台になると感じました。
5. 記事ごとの役割を分ける
記事には、それぞれ違う役割があります。
私が最初に整理したのは、次の3種類です。
- 集客記事: 検索してきた人の疑問や悩みを解決する
- 信頼記事: 経歴、経験、考え方を伝える
- 収益記事: 実際に使った商品やサービスを検討する人に情報を届ける
日記のように「今日やったこと」だけを書くと、初めて読む人には目的が伝わりにくいことがあります。
そこで、「何をしようとしたか」「どこで止まったか」「原因は何だったか」「どう解決したか」「次に同じことをする人が注意する点」という順番で整理するようにしました。
同じ体験でも、読者が再現できる形にすると、役に立つ記事へ変えられます。
6. ASPは登録より先に記事との相性を考える
ブログの収益化に向けて、A8.netなどのASPも調べました。
登録画面まで進んだあと、私は「登録できたら、もう広告を貼るのだろうか」と迷いました。しかし、ASPへの登録と、実際の広告掲載は別の作業です。広告を先に選んで無理に記事を書くより、自分の経験と読者の悩みに合うサービスを探す方が自然だと考えました。
私のブログでは、次のような分野が候補になります。
- プログラミング学習サービス
- WordPressやレンタルサーバー
- AIや作業支援ツール
- PC周辺機器や作業環境
申し込んでいないサービスを、使ったように書くことはしません。広告を掲載するときは、記事の上部など分かりやすい場所に広告を含むことを表示します。
7. 完成を待たず、公開後に直していく
最初は、すべて整ってから公開しようとしていました。しかし、デザイン、記事、SEO、広告を一度に完成させようとすると、いつまでも公開できません。
そこで、最初から完璧に準備するのをやめました。まずは記事を作りながら考え、不足しているものが見つかったら、その都度追加することにしました。
AIには、ブログ全体の流れや文章の構成、WordPressで確認する項目を整理してもらいました。ただし、AIにすべてを任せるのではなく、自分の経験を伝え、内容や公開の判断は最後に自分で確認しています。
そのため、私は次の順番で進めることにしました。
- 個人情報や公開してはいけない情報がないか確認する
- 読者が内容を理解できる状態まで記事を整える
- 公開する
- 関連記事や内部リンクをあとから追加する
- 実際の反応を見ながら修正する
記事は公開後にも修正できます。ただし、URLを頻繁に変えるとリンク切れの原因になるため、記事のスラッグは公開前に短く決めておきます。
公開前に確認したチェックリスト
- 正式なブログURLが決まっている
- HTTPSで安全に表示される
- 古いURLから新しいURLへの移動を確認した
- プロフィールがある
- お問い合わせフォームがある
- プライバシーポリシー・免責事項がある
- 本名、住所、個人メール、勤務先などが不用意に出ていない
- 記事タイトルと本文の大見出しが重複していない
- 広告を掲載する記事には広告表記がある
- スマートフォンでも文字や画像が崩れていない
- 公開前のバックアップまたは復元方法を確認した
まとめ
WordPressを立ち上げた直後は、設定項目の多さに迷い、そのまま約1年間止まってしまいました。
しかし、最初からすべてを完成させる必要はありません。ブログの目的、正式なURL、固定ページ、最初の記事、安全に公開するための確認を順番に進めれば、公開できる状態に近づきます。
最初の記事を公開したときに感じたのは、大きな達成感というよりも、「やっと始まるんだ」という気持ちでした。ブログを開設した日ではなく、自分の経験を記事として公開した日が、私にとって本当のスタートになりました。
私自身も、まだ試行錯誤の途中です。だからこそ、うまくいったことだけでなく、迷った点や確認した手順も残していきます。
次の記事では、AIを使って記事の下書きを作るときに、どこまで任せ、最後に自分で何を確認しているかをまとめます。